この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
インターネットプロトコルでのサービスを行うには証明書が必須です。Domino は R5 の時代から自己認証局の機能を備えていましたが、時代の流れに合わせて更新されています。HCL Domino V12 は、Domino 環境で TLS 証明書を管理するために、新しいデータベースの証明書ストア (certstore.nsf) と連携する新しいサーバー・タスクである 証明書マネージャー (CertMgr) が追加されています。
各自の Domino の利用目的によっては証明書まわりは接しない場合もあるでしょう。その場合は入念な試験対策が必要です。
V12.0.1 に備わっているマイクロ CAを使うとWeb サーバー TLS 証明書を比較的容易に作成できます。ただ、Micro CA で作成した証明書は、実稼働環境での使用を意図した証明書ではないことに注意してください。ファイルへのエクスポートはできません。
V12 では Let's Encrypt CA 使用して証明書を取り込み、使用できるようになりました。もちろん Let's Encrypt 以外の CA を使うこともできます。その場合は、証明書プロバイダとして Manual (手動) を選択します。
参考 URL: グローバル設定を構成する
Domino の証明書マネージャーでサポートされているキーアルゴリズムは RSA と ECDSA です。
参考 URL: グローバル設定を構成する
TLS の資格情報をインポートする際に使用可能な暗号化形式は PKCS12 と以下の 3 つです。
参考 URL: TLS 資格情報をアップグレードする