この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
新機能と従来からの機能を取り混ぜて出題がされます。
Notes クライアントのインストーラーを配布して実行する自動更新ツール (Auto Update Tool、AUT) という仕組みが Notes/Domino には備わっています。管理者側で設定が終わった後に最終的な配布の段階となった場合に使うツールはポリシーです。
デスクトップポリシーの画面には AUT を設定する箇所があり、そのデスクトップポリシーをユーザーに配布することで、ユーザーの PCR でインストーラーのダウンロードとインストールが開始されるようになります。「AUT はデスクトップポリシーで」ということを覚えておきましょう。
デスクトップポリシーついでにもうひとつ。「notes.ini の配布に使うのもデスクトップポリシー」であることを覚えておきましょう。
複数のポリシーを設定すると「結局、このユーザーには何が設定されているのか」という問題が発生しがちです。そのような場合には管理者クライアントからユーザーを選択し右クリックで「ポリシーの一覧」 を選択します。デフォルトではローカルに「Policy Synopsis データベース (Policysyn.nsf)」に結果が格納されますので、これを開いて確認できます。
参考 URL: ポリシー一覧ツールを使用して有効ポリシーを決定する
2023年3月28日、HCL Domino REST API 1.0.3 をリリースしました。Domino データベースをセキュアに REST API でアクセスできる仕組みであり、Domino の特性を生かしたアプリケーション連携が可能になるものです。前回の 1.0.2 は 2023年2月27日のリリースでした。更新項目は多くはありませんが、非常に短期間で更新を重ねています。詳細は以下を参照してください。
2023年3月29日、HCL Traveler for Microsoft Outlook 3.0.6 をリリースしました。
HCL Traveler for Microsoft Outlook は文字通り、Traveler サーバーを経由して Outlook から Domino サーバーを利用するための製品です。Domino のインフラをそのまま使えることがメリットです。様々な事情から Outlook を使わざるを得ない場合の選択肢となります。
2023年3月29日、HCL Sametime および HCL Sametime Premium 12.0.1 FP1 をリリースしました。
Fix Pack ですので問題修正が基本ですが、Red Hat OpenShift のサポートやミーティングレポート生成の有効化/無効化の制御などの機能が追加されています。詳細は下記のリリース情報を参照してください。
遅ればせながら、HCL Sametime /HCL Sametime Meetings 11.6 管理者向け資料の日本語版をリリースしました。
HCL Notes/Domino、Traveler V12 技術ウェビナー に「HCL Notes 12.0.2 メール・カレンダー変更点」のウェビナーを追加しました。
この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
トランザクションログが Domino 内蔵のバックアップ機能の要件ですが、トランザクションログには二種類あります。アーカイブと循環方式です。循環方式は上書きされるので、原則としてアーカイブ方式を使うことになります。
アーカイブ方式のトランザクションログを使用している環境でバックアップを取る場合には特別なパラメーターがあります。-t と -i です。-i は新規取得時で、常用するのは -t です。-t の意味を下記製品ドキュメントで確認しておきましょう。
あと、-b という定番オプションがあります。これはデータベースとテンプレートのみをバックアップするものです。
参考URL: バックアップ・サーバー・タスクの実行
「Domino バックアップ・データベースをサードパーティーのリストア・アプリケーションと統合すると何が嬉しいか、デメリットはないのか」について見直しておきましょう。
サードパーティ製品の中には DAOS の添付ファイルに対応したものがあります。Domino 内蔵のバックアップ/リストア機能と比較して、サードパーティ製品で欠けるものはあるでしょうか。答えは「ない」です。下記製品ドキュメントからの抜き出しです。「Domino 統合のリストアで使用できるリストア操作はすべて、サードパーティのリストアで使用できます。たとえば、複製の無効化、レプリカ ID の変更、文書とフォルダのリストアを行う機能などです」。
分かりにくい文章かもしれません。意図を図りかねる問いがたまに現れることもある、ということです。
参考URL: サードパーティーのリストアの有効化
この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
バックアップ機能を使い始めるとバックアップが累積していくので管理が必要です。削除するには、load backup -p <日数> を実行します。日数が設定されていない場合は、dominobackup.nsf の Configuration 文書で設定されたバックアップ保持期間で実行されます。
参考URL: バックアップ・サーバー・タスクの実行
バックアップの取得にはタイムアウト時間が設定されています。なんらかの理由で長期化した場合に業務への影響を回避するためです。デフォルトは15分です。これは notes.ini で変更可能です。BACKUP_TIMEOUT=30 といったぐあいに設定できます。
参考URL: デフォルトのバックアップ・タイムアウト制限を増やす
V12.0.2 からは Volume Shadow Copy Service (VSS) 経由でバックアップを取れるようになったことを覚えておきましょう。
DAOS の添付ファイルのバックアップ/リストアはちょっとややこしいので整理しておきましょう。バックアップとリストアそれぞれについて覚えておきましょう。
参考URL: FAQ
参考URL: DAOS のリストア