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メール機能 (3)

2023/4/7 - 読み終える時間: ~1 分

この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。


  • Domino V12 では、メール受信データベースに関する改良が行われています。具体的には、細かな改良ですが 2つの項目について見直しておきましょう。以下は製品ドキュメントからの転記です。

    「[メール受信データベース/リソース]ビューに、メール受信データベースのインターネット・アドレスが表示されるようになりました。また、そのビューからメール受信データベースを開くための [データベースに移動] ボタンが追加されました。 」

    参考 URL: メール受信データベースの操作性の向上

  • メールの統計情報についてひとつおさらいです。日時指定でメールを送信した場合、そのメールはルーター上で保持されます。現時点での保持数を示す統計情報の項目名は Mail.WaitingForSchedule です。「送信日時に向けて待機しているメール」ということで覚えておきましょう。

  • メール機能 (1) の最後の項目である DKIM 機能について追記をしました。既に読まれた方は再度確認をお願いします。


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メール機能 (2)

2023/4/6 - 読み終える時間: ~1 分

この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。


  • 「メールの監視」と言えば思いつく機能がいくつかあります。恐らく「メールジャーナリング」が筆頭でしょう。サーバー設定文書で設定した条件に合致した配信中のメールについてルーターが機械的にそのコピーを収集する機能です。大抵の場合、法律の要請に基づき、あるいは監査上の理由により、すべてのメールを対象にしてメールジャーナリングを実施します。

    参考 URL: メールジャーナル

  • これに対して「メールトラッキング」はユーザーや管理者が意図的に使用するものです。メールトラッキングは、ユーザーや管理者が特定のメールメッセージをトラッキングして指定した受信者がメッセージを受信したかどうかを確認できます。Mail Tracker Store データベース (MTSTORE.NSF) に収集して保存され、管理者は統計情報として利用できます。

    参考 URL: メールをモニターするためのツール

  • メールトラッキングはサーバー単位で設定が可能です。サーバー文書ではなく、サーバー設定文書で設定することを覚えておきましょう。

    詳細を説明すると、[ルーター/SMTP] > [メッセージトラッキング] タブ内の「メッセージトラッキングを許可するユーザー/サーバー」フィールドで設定できます。 このフィールドを空白のままにすると (デフォルト)、このサーバーの LocalDomainServers グループのメンバーだけがメッセージをトラッキングする権限を付与されます。

    参考 URL: サーバーのメッセージトラッキングを設定する


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Nomad Web / Mobile のブローシャー (2023年4月)

2023/4/4 - 読み終える時間: ~1 分

HCL Notes/Domino のアプリケーション (DB) を、スマホやタブレットといったモバイルデバイスや、PC のブラウザーでプログラムのインストールなしで利用できるのが HCL Nomad Web / Mobile です。

その特長を裏表1枚にまとめたブローシャーを作成しました。下記画像をクリックするとダウンロードできます。

画像の説明


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メール機能 (1)

2023/4/4 - 読み終える時間: 2 分

この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。


V12 の新機能とあわあせてメールに関して一通りの基本知識が試験では試されます。まずは新機能からおさらいしていきましょう。4つのうち後ろの3つは標準化された機能ですので、仕組みの勉強として理解しておくとよいでしょう。

  • データベースのレプリカは、自動的に容量制限も複製されるようになりました。V12 より前は個別に容量制限を設定する必要がありました。意図的に以前の動作にさせるには、notes.ini で DISABLE_REPL_QUOTA=1 を設定します。

    参考 URL: データベース制限値設定の複製

  • 国際化ドメイン名 (IDN) のサポートが 12.0.1から始まりました。ドメイン名は一般的に ASCII 文字で構成されていましたが、国際化ドメイン名では非英語圏の文字も使われます。日本語もそうですがドイツ語のウムラウトなど、企業名や組織名の本来の名称でドメインを取得、運用している場合に、それと合致したドメイン名でメールのルーティングができるようになりました。

    日本では、日本語ドメイン名が一時期盛り上がりましたが現在は ASCII 名で落ち着いているようです。ヨーロッパなどの非英語圏では、この機能が重宝されています。

    参考 URL: Domino と国際化ドメイン名 (IDN) を持つドメイン間のメール・ルーティング

  • メールのなりすましを軽減するために Sender Policy Framework (SPF) という仕組みが存在しています。これは、IP アドレスを使用して、メッセージの見かけ上の送信者のドメインから許可されたメッセージの送信者として送信側サーバーを認証できます。送信側ドメインは、TXT レコードを使用して DNS に SPF ポリシーを公開します。受信側サーバーは、DNS 参照によって送信側ドメインの SPF ポリシーを取得し、送信側サーバーの IP アドレスがドメインからのメールの許可された送信者として指定されているかどうかを判別するものです。送信側サーバーが許可された送信者でない場合、ポリシーによって SPF 評価の結果を分類する方法が指定されます。この仕組みを Domino V12 では備えています。

    参考 URL: スパムを減らすための Domino SMTP サーバーの構成

  • Domino V12 では、ドメインキー識別メール (DKIM) を使用して、内部ユーザーから外部インターネットドメインに送信されたメッセージに署名できるようになりました。

    仕組みの詳細は RFC6376 で定義されています。ざっくり言えば、公開鍵を DNS に公開しておき、メールサーバーから外部へ送信時にメッセージのハッシュ値を秘密鍵で暗号化しヘッダーに不可するものです。受信側はヘッダーを公開鍵で復号し、メッセージのハッシュ値と照合することでメッセージが改変されていないことを確認できます。

    当然ながらキーを Domino 側で作成する必要があります。keymgmt コマンドを使用しますが、作成されたキーは「証明書ストアデータベース (credstore.nsf)」に格納されます。 詳細な手順は下記を参照してください。

    DKIM についてはその仕組みを理解しておくことが重要です。「DKIM 署名キー用に作成したファイルの情報を使用して、DKIM 署名キーの TXT レコードを DNS ドメイン設定に追加する」という作業があることにも注意しましょう。

    参考URL: 外部インターネット・ドメインに送信されるメッセージの DKIM 署名の構成


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署名をキャプチャして、誰が最後の一切れを食べたか調べる

2023/4/4 - 読み終える時間: 3 分

Capture signatures and find out who took the last slice の翻訳版です。


署名をキャプチャして、誰が最後の一切れを食べたか調べる

釜から出したばかりの Nomad for Web Browsers 1.0.7 が 2023年3月8日付でリリースされました。Android 版 Nomad(3月1日)、iOS 版 Nomad(3月8日)もリリースされています。

グラフィックデザイナーではないのですか? Restyle であなたの Domino アプリケーションに新しいアイコンを設定しましょう!

あなたのアプリケーションのアイコンは、スタイルや色の選択に疑問があった時代に逆戻りしたものではありませんか?Nomad for Web 1.0.7 では、Restyle でアプリケーションアイコンを作成・変更する新しい選択肢を紹介しています。「ファイル」→「アプリケーション」→「RESTYLE」で「アイコンの作成」にジャンプし、12種類以上のストックイメージを閲覧し、円形か四角形を選択し、グラデーションの濃淡を選択できます。また、Restyle ボタンを押すと、新しいアイコンを含むアプリケーションのスタイルが変更されます。パッと見!これで、パラシュートパンツやアシッドウォッシュジーンズから、モダンなデザインスタイルに移行したことになります。80年代のマイアミのような雰囲気を味わいたい方は、「テーマ」でティールやピンクを選ぶことができますのでご安心ください。

新機能: 署名をキャプチャして、ピザを切らさないようにしよう

3 月にリリースされた Nomad Web、および Nomad Mobile (iOS、Android) では以下の機能がリリースされています。

Notes/Domino 12.0.2で、ユーザーが文書に絵を描いて署名を追加する機能を簡単に追加できるようになりました。3 月にリリースされた Nomad では、Nomad クライアントでもこのようなことができるようになりました。Dominoで構築された荷物配送アプリケーションで、受取人にタブレットを提示して受領の署名をする場合を考えてみてください。

Domino Designer 12.0.2 以降を使用して、新しい@Command([EditInsetSignature])をアプリケーションに追加し、リッチテキスト/リッチテキストLiteフィールドに追加されてドキュメントに表示される署名を取得します。これで、ユーザーがアプリを実行すると、署名をするための入力ボックスが表示され、それが保存されてドキュメントに表示されます。私たちは、開発中のピザの日に、誰かが一切れ食べるたびに、この機能を使おうと考えています。

Nomad 関係のリンク

スローバック

Nomadに関する過去2回のブログへのリンクはこちらです(見逃した方のために)。

もっといいこと、違うことはできないか

私たちはあなたの声に耳を傾け、できる限り変えていくことを忘れないでください。NomadやRestyleに掲載できるような素晴らしいアイデアをお持ちの方は、Aha!Ideasポータルサイトで教えてください。次は何に焦点を当てるべきか、ぜひ教えてください。また、アイデアを検索してアップボートすることで、「これはいいアイデアだ」ということを伝えることができます。私たちは、あなたが私たちに望むことを聞くのを楽しみにしています!

今すぐNomadを使い始めましょう!

HCL Software License Management Portal のダウンロードサイトから Nomad 1.0.7 をダウンロードすれば、すぐに使い始めることができます。また、管理者権限やスキルがなく、Nomadでアプリを試してみたいという方は、HCL Sandbox で今すぐ遊んでみてはいかがでしょうか。テンプレートから新しいアプリを作成し、Nomad で動作することを確認することができます。Restyle を使って、どんな風に見えるか試してみてください。最新のリリースで Nomad をアップグレードして、Nomad が提供するすべての利点を体験してください。Nomadの機能についてもっと知りたいですか?詳しくはこちら をご覧ください。


Notes/Domino 注目サポート技術情報 (2023 年 3 月)

2023/4/4 - 読み終える時間: ~1 分

毎月月末恒例の、Notes/Domino 注目サポート技術情報 (2023 年 3月)を公開しました。バックナンバーも同ページに掲載しています。

「Notes/Domino 注目サポート技術情報」は、お客様からよく参照されている技術情報や、サポートからお客様にご参照いただきたい技術情報のリスト化したものです。


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ポリシー管理 (3)

2023/3/31 - 読み終える時間: 2 分

この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。


ポリシー管理関係の話で 3 つほど難しそうなポイントを解説します。

  • Notes クライアントの外観色はカラーテーマで制御可能です。では、そのテーマを各ユーザーの Notes クライアントに配布するにはどうすればよいでしょうか。

    カスタマイズされたカラーテーマは notes.ini で配布可能です。notes.ini の配布といえばデスクトップポリシー設定文書です。

    参考 URL: Notes クライアントでカスタムカラーテーマを有効にする

  • セキュリティポリシーの中に「ID ボールトを使用した TOTP 認証を許可」という項目がある話は、以前「多要素認証」のブログポストで書きました。個人的に「知っていればなんともないけど、知らないとまったく分からない」問題だと感じたのでもう一度ここで書いてみます。 https://www.hcljapan.co.jp/software/blog/totp-3

    [ID ボールトを使用した TOTP 認証を許可」を有効にすれば当然「TOTP 認証が済むと ID ボールトから ID ファイルを取り出せる」ようになります。「ID ファイルがあれば暗号化/復号化ができる」のでセキュアなメール環境になる、という流れです。

  • 参考 URL: 4. TOTP の安全なメール操作を使用可能にする

  • サイズの大きなメールを禁止する設定1 通のメールに添付できるファイル数を制限する設定 はよく見かけます。これはメールポリシー設定文書で行います。ポリシーなのでユーザーの属性により設定を柔軟に変更できます。セキュリティポリシー設定文書と勘違いしやすいので注意しましょう。

    参考 URL: 送信制限を超えたメッセージを拒否または許可する

  • メールポリシー設定文書では特記事項の付加の設定ができます。この設定はシステム管理プロセスで反映されるのですが実行間隔が 12 時間であり、実際に利用されるまでに時間差が発生しがちです。tell adminp process mailpolicy を実行すれば即時に反映されます。

    参考 URL: メールの特記事項を設定し使用する


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ポリシー管理 (2)

2023/3/30 - 読み終える時間: ~1 分

この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。


  • 登録ポリシーを使うと、登録時の作業を大幅に削減できます。メール環境がクラスタリングされている場合はメールファイルを双方に作成することができます。 「メールレプリカを次の場所に作成」という項目からはクラスタリングのことが思い浮かびにくいですが、この設定を使うことでメールファイルを自動的にクラスタリング状態にできます。

    参考 URL: 登録ポリシー設定文書を作成する

  • 定番の管理設定はパスワードの有効期限でしょう。これもポリシーで設定しますが使用するのは「セキュリティポリシー設定文書」です。これはなんとなくわかりますよね。

    参考 URL: 同上

  • ポリシーがクライアントに渡っているかを調べる方法もおさらいしておきましょう。Notes クライアントの names.nsf に $Policies という非表示ビューがあります。ここにポリシーが格納されて反映する仕組みになっています。問題の切り分けに便利です。

    HCL Notes and Domino wiki : Domino policies : Troubleshooting Domino Policies


このブログについて

HCL Japan の Software 部門の複数担当者で HCL Software 全般について記しています。

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