この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
V12 の新機能にバックアップ / リストア機能があります。これも出題範囲となります。基本的な手順を一通りおさえる必要があります。
V12 では Domino 自体にバックアップ/リストア機能が内蔵されました。また、サードパーティのバックアップ製品・機能と連携・統合できるようになりました。
参考URL: サードパーティーのリストアの有効化
バックアップ/リストア機能は Windows と Linux でのみ動作します。他のプラットフォームではサポートされていないことに注意してください。
参考URL: バックアップおよびリストア
また、バックアップ/リストア機能を使うためにはトランザクションログを有効にしておく必要があります。
トランザクションログが要件だと聞いて「これは要注意だ」と思った方は鋭いです。トランザクションログはデータベースのユニークID (DBID) でデータベースを識別しています。例えば、compact -c を実行すれば DBID は異なるものになります。ということは、トランザクションログを使ったバックアップでは、DBID が変更された場合はフルバックを取り直す必要がでてきます。
参考URL: バックアップとリストアのトランザクション・ログ
バックアップとリストア機能を使う上で、最初にやる作業はバックアップ・データベースの作成です。load backup を実行するだけで dominobackup.nsf が作成されます。
参考URL: バックアップ・データベースの作成