AppScan on Cloud でプライベートサイトのスキャンを実現

2020/7/22 - 読み終える時間: 2 分

非公開のプライベートサイトのセキュリティーサイトをチェックしたいが、クラウドのセキュリティーサービスを使いたい。そんな場合でも、AppScan on Cloud が使えます。Achieve Private Site Scanning with AppScan on Cloud の翻訳記事です。


AppScan on Cloud でプライベートサイトのスキャンを実現

2020年7月17日

著者: Shahar Sperling / Chief Architect at HCL AppScan

画像の説明

その名の通り、HCL AppScan on Cloud (ASoC) はクラウドベースのサービスです。ASoC は、組織のネットワークの外に存在する Web アプリケーション・ダイナミック分析セキュリティ・スキャナを特長としています。

ASoC は、一般に公開されているWebアプリケーションを簡単にスキャンすることができます。しかし、開発アプリケーションやテストアプリケーションは、通常、組織内に配置され、ファイアウォールの後ろやラボ内に配置されています。これらのアプリケーションをスキャンするには、プライベートサイトスキャン (PSS) を使用する必要があります。

クラウドからプライベートサイトスキャンを実現する方法

VPN やプロキシなどのネットワーク・コンポーネントを追加したり、ネットワークを変更してスキャナが組織のネットワークにアクセスできるようにすることは明白ですが、手間がかかり、コストがかかる解決策です。このアプローチは理想的ではなく、CIO や IT セキュリティチームからは敬遠されています。

ASoC PSS ソリューションは、特別なハードウェアを必要とせず、ネットワークに変更を加える必要もありません。ASoC PSS クライアントはネットワークにセットアップされ、必要なのはインターネットへの発信アクセス(直接またはプロキシ経由)とスキャン対象のサイトへのアクセスのみです。このクライアントは、組織内のどのマシンにもインストールでき、比較的少ないリソースで済みます。

PSS は、録画プロキシなどの機能を提供する AppScan Presence パッケージの一部で、ASoC サービスからの指示を受信するためにこのサービスを使用します。

ASoC PSS は、安全な(TLSで暗号化された)TCP/IPトンネルを作成する2つのエンドポイントで構成されています。

  • トンネル・サーバ・エンドポイントは、スキャナと並んでクラウド・ネットワークに存在します。このエンドポイントは、スキャナが生成したリクエストを受信し、トンネルを通ってクライアントに転送します。
  • トンネルクライアントエンドポイントは、トンネル接続を開始します。これは、組織内でインターネットへの発信接続が簡単に許可されてしまうため、ネットワークの制限を回避するための鍵となります。クライアントは、サーバーからトンネルを下って送られてきたトラフィックを受信し、テストしたアプリケーションに転送します。レスポンスは、逆に同じ旅をします。

ASoCで、テスト済みアプリケーションをPSSとしてマークし、使用する AppScan Presence の場所を選択します。その後はすべて自動で行われます。

ASoC PSS でのセキュリティに関する考察

ASoC はセキュリティスキャンを可能にするため、ASoC PSS ソリューションの開発と実装では、セキュリティへの配慮が鍵となりました。ASoC の開発者は、お客様のネットワークのセキュリティとトンネル接続のセキュリティに焦点を当てました。

前述の通り、PSS はお客様のネットワークに変更を加える必要はなく、PSSトンネルクライアントが特別な譲歩を要求することもありません。これにより、PSS トンネルクライアントを実行しているホストマシンに組織的なセキュリティポリシーを適用することができます。さらに、特定のポートや IP アドレスでの着信接続を許可するなど、組織的なファイアウォールに変更を加える必要はありません。

各 Presence インスタンスには、その ID となる一意のキーがあります。このキーは Presence インスタンスを識別するために使用され、正しいスキャン タスクを提供します。キーはいつでも更新できるため、定期的な更新が必要な組織のセキュリティポリシーにも対応できます。サーバー上でキーが更新されると、プレゼンス インスタンスは、キーが物理的にプレゼンス マシンに置かれるまで、タスクの受信を停止します。

PSS レベルで接続を安全にするためには、トンネル サーバーとトンネル クライアントがお互いを信頼して、検証されていない場所からプライベート ネットワークへの外部からのアクセスを防ぐことが重要です。スキャンの実行準備が整い、トンネル サーバーが起動すると、PSS は 2 つの証明書を生成します。

サーバー証明書は、クライアント側の証明書と秘密鍵とともに、スキャン・タスクの詳細とともにトンネル・クライアントに渡されます(プレゼンス・サービスと SaaS サービス間のセキュアな通信を介して)。これにより、トンネル・クライアントとトンネル・サーバは、リモート接続のアイデンティティを検証することができます。証明書はスキャンが完了すると無効になり、再スキャンのためにも再利用されることはありません。

以上のことをまとめましょう。クラウド・プライベート・サイト・スキャンのアプリケーション・セキュリティは、クラウドベースのセキュリティ・スキャナを活用して、組織内に配備されたアプリケーションをシンプルかつ安全な方法でスキャンするメカニズムを提供しています。

詳細

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About

HCL Japan の Software 部門の複数担当者で HCL Software 全般について記しています。